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自分はどんなブラック?⑤

⑤業者個別ブラック
このブラック状態は、他のブラックとは少し事情が異なります。

支払い延滞が何度目で利用事故になるのか、はローン業者によって
まったく仕切りが異なります。
しかし、どの業者であっても自社内の記録として残しているという
ことは間違いないことなのです。

ローン業者が申し込み審査のため社内記録を参照する時にどのように
判断をするかという2段階のポイントが生じます。
何度目の支払延滞で記録をするのかと、何度の支払延滞でローン審査に
落とすのかということです。

ある有名な大手ローン業者では、1回の延滞が1日あっただけで、
以降の審査に無期限の悪影響があるのです。

事故経歴ブラックが5~10年程度の期間登録され、これがデメリット
だというお話をしましたが、自己破産した場合は業者個別ブラックと
同様になります。

自己破産は公告されることになっており、ほとんどすべてのローン業者は
そのような情報を社内に蓄積していると言われています。
これは決して利用希望者に対して有利に働くことはありません。

しかも利用者に計り知ることが難しいことなのですから、十分に注意する
必要があるでしょう。
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自分はどんなブラック?④

④利用残高ブラック
ローンには法律で定められている利用限度額があります。
貸金業法という法律では年収の3分の1以上のローンを利用する
ことができないようになっているのです。

つまり年収が400万円であれば、ローン利用できる上限金額は120万円
までということになります。

新規の利用希望申し込み金額と、現在利用中のローン残高との合計で
審査が厳しくなります。
慎重審査といって、申込金額と現在のローン残高とが合計で100万円を
超えると審査がとても厳しくなってしまうのです。

慎重審査になれば、メリットは1つもありません。
そのため、利用中のローン残高をしっかりと把握する必要があります。

またこの総量規制には意外な落とし穴もあります。

それは携帯電話の料金です。
携帯電話は高価なものになって来たため、本体の購入代金がほとんどの
場合、割賦払いになっています。
つまり、これもローンというわけです。

その他の家電商品などもローンで購入していれば、利用残高として参入
される場合も考えられます。

ですから、これらを意識していないと、案外簡単に利用中のローン残高が
申し込みを圧迫してしまうかもしれません。

自分はどんなブラック?③

③事故経歴ブラック
一定の期間、情報が保存されることになっており、その期間は
銀行系機関では10年間、ノンバンク系機関では5年間です。

このブラック状態だからすべてのローン業者が利用を否決すると
いうことにはなりませんが、とても困難な状態でしょう。
大手のローン業者であっても中には、過去の事故履歴に対して
寛容な態度をとる業者もありえます。

ですから、過去の事情に関らずローンの申し込みに可決して
もらったという人もいることでしょう。

それでも、5~10年もの間ローン審査の通過が困難であるという
状態は避けるように慎重になる必要があります。

個人信用情報機関では本人からの問い合わせに応じて、記録の
状態を照会することが可能です。
何度か支払延滞、微妙な経験があるといった場合は、事前に
問い合わせをすることが良い方法かもしれません。

公的な機関による情報管理の一種なのですが、ある程度個人で
管理することが可能な状態なのです。

支払い延滞や債務整理などの法的手続きによってこの状態に
なってしまいます。
過去にそのような記憶がある人は要注意ですから、時間的余裕が
あるときに一度、情報照会しておくのがお奨めです。